Aimiee
企業主導型保育所について事前に調べ、応募した私がお答えします!
(追記:2019年4月、無事入園しました!)
この記事のもくじ
企業主導型保育所とは?

政府が進める「待機児童解消加速化プラン」に基づき、2016年4月より内閣府管轄で開始した保育所です。
“認可外保育施設”に位置づけられますが、国から助成がある分、一般的な認可外保育所に比べて費用が軽減されます。
保育所を運営している企業で働く保護者の子供を対象に受け入れをしている保育所ですが、枠が余っていれば一般家庭の子供も受け入れをしています。
しかし、父母の勤務先企業との契約が前提となるので、自営業や公務員の家庭は地域枠としての募集となります。
参考 企業主導型保育事業の概要 - 子ども・子育て支援新制度 - 内閣府企業主導型保育事業の概要 - 子ども・子育て支援新制度 - 内閣府事業所内保育所との違いは?

どちらの保育施設も、保育所を運営する企業で働いていなくても預けることができますが、事業所内保育所との違いは「地域枠の子供定員を設定しなくてもよい」という点です。
ただし、地域枠が全体の過半数を超えてはならないという決まりがあるので、会社員以外の公務員や自営業の方は採用されにくい可能性もあります。
企業主導型保育所の利用方法
どうやって申し込むの?

自治体が募集を行なっている認可保育所等と違って、保育所との直接の契約となります。まずは保育所へ連絡しましょう。その時点で園児を募集していれば、書類の手続きをして入園できます。
ちなみに我が家は自宅から歩いてすぐの場所に新しく保育園ができたので、出産前から保育園の情報をチェックしていました。
子どもが5ヶ月になる頃、翌年度の願書を配布していたのですぐ見学に行き、入園申し込みの準備を始めました。
我が家が申し込んだ保育園の願書受付は
なんと、たったの 5日間!
提出書類は勤務先に記入依頼をするものや、自治体から取り寄せるもの、そして郵送で送る場合は到着まで数日かかります。
期限に間に合うように、早め早めの準備が重要です。
「せっかく準備したのに間に合わなかった…!」
なんて、シャレにならないですよね。。
受かった後の書類の手続き
願書送付後、1ヶ月ほどで書類審査の合格通知が自宅に郵送されてきました。
その後、面接(といっても顔合わせ程度)も通過し、無事内定をいただきました。
内定をいただくまでに、申込から3ヶ月程度かかりました。
内定後の手続きですが、両親どちらかの勤務先企業と保育園との「契約の締結」が必要です。
我が家は夫が自営業なので、まず私の勤務先に書類の記入を依頼しました。
が、断られてしまいました…泣
理由は「前例がない」から。
ちょっとひどいな〜と思いながらも、保育園に相談したところ、夫と保育園との契約でも問題ないとのこと。(保育園の対応は柔軟。さすがです…!)
という訳で、自営業の旦那さんでも問題なく契約書が作成できます。
月の保育料はどのくらい?

年齢によって違いますが、我が家が申し込んだ保育園は、0歳児が48,000円、3~5歳児が35,000円など、年齢によってまちまちです。
認可保育所と違って、所得による保育料の差はありません。
たくさん稼いでいる富裕層には嬉しいことですが、一般家庭(我が家など)はちょっと不満に思うかもしれません。
その他に必要な費用はある?
我が家の場合と言うことで、あくまで一例となりますが…
入園時に支払うのは帽子と名札の購入代1,200円程度。
遠足にかかる実費もその都度支払いが必要だそうです。(ちなみに0歳時クラスでは遠足はありませんでした。)
また18:00以降の受託には補食(バナナ、バウムクーヘン、おせんべい等)が出されるので、1回あたり50円かかります。
我が家では、突然の残業などで月に1〜2回補食を利用した際、実費を封筒に入れて支払いました。
授乳中の赤ちゃんでも大丈夫?

我が家が申し込んだ保育園は、生後5ヶ月から預けられます。
搾乳は受け付けているけれど、実際仕事しながらだと難しいようで、預けているママさん全員がミルクだそうです。
ミルク代は保育料に含まれているとのことでした。
よく分からない制度だから心配…
たしかに、自治体との直接的な関わりがないため環境や安全面について心配だという意見もあります。
しかし、あらかじめ見学しておけば、そこで過ごす園児と先生方の様子や、どういった教育方針なのかなど、事前に知ることができます。
子どもたちが楽しそうに過ごしていれば、我が子も安心して預けられますよね。
2020年現在、在園中(近況報告)
2019年の4月から通い始め、はや9ヶ月。
当初は朝の預かり時にギャン泣きしていた息子も、すっかり園での生活に慣れ、先生方やお友達と毎日楽しく過ごしています。
保育園が家以外の自分の居場所という位置付けになったのか、夏休みや冬休みなどの長期休み明けに泣くこともありません。
(運動会や夏祭りなど、人が大勢集まる時にはイヤイヤすることもありますが…^^;)
まとめ

共働きが当たり前の現代、小さなお子さんのいるご家庭では保育園事情は死活問題だと思います。
預けたいと思った時にすぐ認可保育所に入ることができれば万々歳ですが、全員が全員入れないのが実情です。
しばらくは預ず自宅で保育するという選択肢もありますが、新しい制度を利用するのも一つの手段です。
パパやママが笑顔で毎日を過ごすことが子どもにとっても一番だと思うので、是非こういった制度を利用してみてください。
- 企業主導型保育所は2016年4月に始まったばかり
- 認可外保育施設に位置付けられるが、国からの女性がある分、費用が軽減される
- 運営企業以外の企業でも枠が余っていれば募集を受け付けている
- 自営業や公務員は「地域枠」の申し込みとなる
- 保育所との直接契約になる
それでは良き保育園選びを!