Ryunosuke
案外、非システムトイレの方が良いところが多かったです。
僕は約7年間もの間、システムトイレ一筋でしたが、ふと従来の猫砂トイレを使ってみたらシステムトイレで不満だったところが解決しました。
- システムトイレのすのこ部分は汚れやすく不潔だが、従来のトイレには無い
- システムトイレに比べて構成パーツが少ないため丸洗いが楽
- 深さが確保できるとともに細かい砂が「うんち」につき、隠れやすいので匂いが軽減
- ペットシートが不要なので、猫砂だけ買えば良い
システムトイレと比べた、従来の猫トイレのメリット
まず、僕が購入して感動した非システムトイレはこちらです。
アイリスオーヤマの「上から猫トイレ」は、
シンプルなデザインで、大きなバケツ式の猫トイレです。
カラーラインナップは、ホワイトの他にオレンジ・ブラック・グレーの4色から選べます。
システムトイレのすのこ部分は汚れやすく不潔だったが、従来のトイレには無い
システムトイレの代名詞と言える、おしっこを下部に落とすためのスノコ構造。
これのおかげで、うんちは猫砂上に、おしっこは受け皿に落ち、ペットシート等で吸収することができます。
この構造はメリットもあるのですが、デメリットの方が大きいと感じていました。
とにかくスノコが汚れやすいのです。
猫砂のカスや、小さい糞などの汚れがスノコの細かい穴にこびり付いてしまうんですよね。
なので、定期的な丸洗いが必要ではあるのですが、後述の理由で丸洗いにも手間が掛かります。。
その点、シンプルな従来の猫トイレであれば、すのこがそもそも無いため汚れが溜まることもありません。
システムトイレに比べて構成パーツが少ないため丸洗いが楽

前述の通り、システムトイレはすのこが非常に汚れやすいです。
それに、下部のおしっこ受け皿もあり、構成パーツが多くなっています。
このおしっこ受け皿には引き出しのための取っ手部分など、くぼみがいくつかあり、そこに埃もたまりやすかったです。
なので、猫トイレ丸洗いの時は、カバー・メイン部分・受け皿と3パーツを洗わなくてはなりませんし、凹凸があり汚れが溜まりやすい構造で洗いにくくもありました。
その点、「上から猫トイレ」は、フタとバケツの2パーツのみ。
しかも、バケツは凹凸の無い非常に洗いやすい形状です。
なぜかというと、フタがあると日々の猫トイレ掃除が大変だからです。着脱してウンチやオシッコを取るのは余計に手間が掛かりますし、外しても問題なく使ってくれています。
深さが確保できるので、猫砂を多めに入れることができウンチが隠れやすい=匂いが軽減
ニャンとも清潔トイレは背が低く、インテリアに溶け込むところは良いのですが、その分多めの猫砂を入れておくことができません。
なので、猫がウンチをした場合、隠れきっていないことがありました。
その点、「上から猫トイレ」は高さがあるため、多めの猫砂を入れておくことが可能です。
細かい猫砂であることも相まって、猫たちも砂カキカキがしやすいようです。
システムトイレ使用時より、ニオイが気になりにくくなったことは確かです。
ニャンとも清潔トイレの純正マットはデメリットが目立つ
システムトイレでは、下におしっこを流すのが特徴です。
当然、受け皿部分に純正マットかペットシートをおく必要があります。
ニャンとも清潔トイレの純正マットは分厚く吸収力に優れますが、
以下2点のデメリットが大きいため、使っていませんでした。
- 分厚く、半分にしか折れないので捨てるときに大変
- 高価で、日常的に使うにはランニングコストが掛かりすぎる
確かに分厚い分、吸収力には優れますので、数日間交換不要というのはあながち間違いでは無い宣伝者ではあると思います。
しかし、その分厚さと吸収力で、捨てる際には重くなっています。
またスリットが入っているため半分に折りたたむことは楽なのですが、それ以上小さくすることが難しいです。
当然大きめの袋を用意する必要があります。
我が家では、「うんちが臭わない袋」というウソみたいに消臭に優れたゴミ袋のSSサイズを使っています。
これがとても優秀で、普通のポリ袋に入れても出てくる糞尿臭が劇的に少なくなったのでオススメです。
純正マットを使うのであれば、こちらの袋は、枚数の少ないLサイズを買う必要がありそうです。
割高な純正マットの代わりにペットシートを使用
前述の通り、ニャンとも清潔トイレの純正マットはデメリットが目立つので、ペットシートを受け皿部分に敷く方法が、ネットで検索してもよく出てきます。
こちらは一枚あたりの価格が安いので、ランニングコストに優れています。
安いので小まめに換えやすく、純正マットより衛生的かも。
非システム猫トイレならシートは不要
従来の猫トイレなら、そもそもオシッコも猫砂で固めるのでペットシートは必要ありません。
使う前までの僕は…

オシッコを固める?
なんだかちょっと不潔そう…
と思っていたのですが、実際に使ってみると思っていたよりオシッコを吸収してしっかりと固まるので不潔感はありません。
むしろ、掃除するときに固まりを掘り当てる「宝探し感」さえあります!
(それは言い過ぎ)
うちの猫たちは、端っこで用を足すのがが好きらしく、システムトイレの時には、ペットシートに治りきらずに受け皿を汚すこともありストレスでした。
しかし、「上から猫トイレ」では、きちんと猫砂を多めに入れて深さを保ってあげれば猫砂が固まるので、今のところは汚すこともありません。
ちなみにオススメの猫砂はこちら⬇︎
大きめのペレットタイプで固まりやすく掃除の時もスコップで取りやすいし、使っている原材料も以下の通りシンプルです。
ちなみに原産国が中国なので、日本製の物が良いという方にはこちらの方がオススメです。
こちらの原材料はさらにシンプルなオカラと澱粉のみ!

1袋単位での購入はAmazonフレッシュで購入するのが安くてオススメです。
鉱物系の猫砂と違って舞い上がることもないですし、匂いもナチュラルな大豆のような香りがします。消臭効果も今のところ問題ありません。
システムトイレと比べたときのデメリット
もちろんシステムトイレの方が優れていることもあります。
比較してみた時に特に気になるデメリットはこんな感じです。
- 固まった猫砂を探す体勢がシンドイ
- 猫砂の消費が早い
- 猫砂が外に飛び散りやすい
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
背が高い猫トイレなこととフタがあるため、一回の掃除が手間
「上から猫トイレ」はシステムトイレに比べて高さがあります。
砂をたくさん入れておけるメリットがあるものの、日々の掃除においてはデメリットになり得ます。
さらに、フタがついており、そのままでは半分ほどの大きさの穴からスコップを入れてうんちや固まったおしっこを取ることになり、非常に辛い体勢です。
そこで、我が家では「上から猫トイレ」のフタを取った状態で使っています。
取る前も取った後も変わらず使ってくれているので、猫たちにとってはあってもなくてもどちらでも良かったみたいです。
フタを排除したおかげで、上から広々と掃除することができるようになりました。
背が高いのは仕方がないので、しっかりと腰を落として掃除するようにしています。
腰痛の原因になりますので、中腰ではなく、しっかりと腰を落として掃除するようにしましょう。
猫砂の消費が早い
システムトイレでは、オシッコはすのこを通して下に落ちるので、ウンチだけスコップでとれば良かったのですが、非システム猫トイレではおしっこも猫砂で受け止めて固めます。
それゆえ当然のことですが、猫砂の消費が早くなります。
ペットシートが不要とはいえ、シートに比べると猫砂の方がコストはかかりますね。
思っていたより猫砂の継ぎ足しが必要なので、多めに買っておくと安心です。
僕も予想より早く猫砂が少なくなってしまい急いで買った経験が何度かあります…
細かい猫砂を選ぶと、猫砂が飛び散りやすい
「ニャンとも清潔トイレ」のときは、猫砂とはちょっと違う「チップ」と呼ばれるものを使っていました。こちらはオシッコを吸収しないため、大きめで固めの材質です。
そのため、肉球に挟まりづらく、一粒一粒が重いため飛び散りにくかったのです。
その代わり、猫トイレから飛び出たチップは、その大きさゆえ存在感がありましたが…
「上から猫トイレ」を購入して初めてオーソドックスな固まる猫砂を購入したのですが、深く考えずにAmazonの売れ筋を購入したため、細かい猫砂が届きました。
一粒一粒が小さく軽いため、システムトイレのチップよりも肉球に挟まりやすく、飛び散りやすいのです。
その分、ウンチをしっかり閉じ込めて匂いを軽減するメリットがあるんですけどね。
ガッチリ固まる鉱物系の猫砂は吸い込むと呼吸器に悪影響を与る可能性があるとも言われているので、現在は使用していません。
前述した通り、オカラやヒノキを主原料とした粒の大きめのペレットタイプがオススメです。
上記の2点は変な匂いもなく、我が家でも愛用しています。
上から猫トイレはデカい。小さい猫なら「プチ」がオススメかも
「上から猫トイレ」にはノーマルバージョンとプチバージョンがあります。
うちの男の子猫は7kg近い体重があり、大きいのでノーマルサイズのものを買いましたが、この猫トイレ…大きいです!
幅はシステムトイレとそんなに違いはないかもしれませんが、高さがあるので存在感があります…
その分、中の猫砂が見えにくくインテリアに溶け込む利点はありますけどね。
小さめの猫ちゃんなら、プチサイズも検討しましょう。
非システムトイレを使ってみるべき
僕は約7年間、システムトイレで定番の「ニャンとも清潔トイレ」を使っていました。
- 使い始めた理由は、当時ネットで調べた結果、システムトイレの方が優れていそうだったこと
- ニャンとも清潔トイレがデザイン良く、安かったこと
でした。
今思えば、「システム」って名前なんだから、従来の猫トイレより機能的で優れているんだろうな、という先入観が強かったです。
使ってくれるか心配だったけど、気に入ってくれた
猫の好みもあるかと思いますが、うちの猫2匹は新しい「上から猫トイレ」を大いに気に入ってくれたようです。
「ニャンとも清潔トイレ」のチップを混ぜて設置。
一応猫を抱きかかえて新しい猫トイレに誘導してみるものの使ってはくれず。
初日から数日間は全く使ってくれませんでしたが、そこは辛抱強く待っていると…どちらかが使い始めてくれました!
今では「上から猫トイレ」が気に入ったようで、併用している「ニャンとも清潔トイレ」よりも確実に使用頻度は高いです。
新しい猫トイレを試すときは、古い猫砂を混ぜてニオイをつけることを忘れないこと
数日は使わなくても辛抱強く待ってみること
が大事ですね。
システムトイレしか使ったことがない人はぜひ試してみてほしい
僕も、今回「上から猫トイレ」を使い始めたのはアマゾンでたまたま見かけてデザイン良いなと思ったという何気ないきっかけでした。
それがなければこれからもずっとシステムトイレに不満を感じつつも使い続けていたかもしれません。
猫と一緒に生活している以上、何年も使い続けるものですし、幸いお値段もそんなに高いものではありません。
使ってみて試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、システムトイレ一筋だった僕が、初めて従来の猫トイレを使って感じたメリットデメリットをご紹介しました。
- システムトイレより、本体を清潔に保ちやすく、丸洗いも楽
- 固まる猫砂は想像より清潔で、工夫すれば毎日の掃除もしやすい
- 固まる猫砂は消費が早い
- 細かい猫砂を選ぶと、消臭力は高いが飛び散りやすい
- 猫の相性もあるので、まずは一度試してみてほしい
「上から猫トイレ」は初めての猫トイレにもオススメできます。
それでは良き猫ライフを!
とても参考になりました!
非システムトイレを使ったことがないので、具体的にイメージすることができました(^^)
でも、尿検査のために採尿する場合、非システムだとどうするんでしょう?
システムトイレの場合、シートをひっくり返したり、シートを外せば採尿が簡単です。
非システムの場合、排尿時にお玉を差し入れる原始的な方法しかないのでしょうか?(^_^;)
しかも、ブログ主様の使われている上から入るトイレタイプだと、それも難しそうですね。
膀胱穿刺という方法もありますが、より非侵襲的な方法が猫ちゃんの負担にならず望ましいですよね。
尿検査は猫ちゃんの健康管理に欠かせない検査ですので、非システムトイレの場合どのように行うのかも教えてほしいです。
山咲みなこ様
コメントありがとうございます!返信大変遅くなりすみません。
おっしゃる通り、かかりつけの動物病院ではトイレに後ろからついていき、検査キットを体の下にサッと差し入れるようなやり方を勧められました。
ただそのやり方だとタイミングが難しいと思うので、尿検査の時だけは猫トイレから一旦猫砂を外しておく方が良いような気もします。
今後猫と人間の両方に優しい方法が分かり次第、改めて記事にてお伝えしようと思います!
飛び散る砂は猫への健康被害が考えられます。調べてみてください。
もり様
コメントありがとうございます。返信が遅れましてすみません…
その後猫砂について詳しく調べ、ベントナイトの危険性について把握しました。
現在は我が家でも鉱物系の猫砂の使用を一切やめ、安全な原料の猫砂を使用しています。
同じように特に気にせずベントナイトが含まれた猫砂を使用している人がいるかもしれないので、当ブログでも猫砂選びのオススメ記事を執筆しようと検討中です。
ご指摘いただきありがとうございました。
c6fvh6