Ryunosuke
Macを買うにしても、まずiMac(デスクトップ)かMacBook(ノート・ラップトップ)で迷うし、MacBookにいたっては、AirやProなど3つのラインナップがあります。
MacBook Proの場合は、そこからさらにTouch Bar付きか無しか…そして画面サイズは…って選択肢多過ぎ!
こうしてみると、Macとは一口で言っても様々な選択肢があって迷ってしまいますね。
僕は過去に、
- MacBook Air 11インチ
- MacBook Air 13インチ
- iMac 25インチ(4K Retinaディスプレイ)
- iMac 27インチ(5K Retinaディスプレイ)
- MacBook Pro 15インチ(Touch Bar搭載モデル)
と様々な大きさのMacを使ってきた経験をもとに、Macの選び方を紹介します。
筆者は現役エンジニア&Webデザイナーのため、その観点も含めて選びました。
なお、高値過ぎて一般人には需要が少なそうなiMac ProとMac Pro、長期間更新されていないMac miniは割愛しました。
こちらの記事で解説するMacは以下の通りです。
- iMac
- MacBook Pro
- MacBook
- MacBook Air
- Mac mini
この記事のもくじ
自宅での作業のみで、作業効率や安定性を求めるならiMac

携帯性能を求めず、自宅でもデスク以外で使わないようであれば、iMacがお勧めです。
大きい画面サイズはプログラミングにも最適です。
一つの画面で自宅で作業するならiMac Retina 5K 27インチが間違いなく最良の選択となります。
MacBookの小さな画面でストレスを感じながらの作業とiMacの大画面での作業では天と地ほどの差が出てきます。
最高の作業環境が求めていて、奥行きが十分にあるデスクがあるならiMac27インチがオススメ

僕もiMac27インチモデルを使っていますが、とにかく綺麗で大きいです。
作業を行うには快適で、集中できます。
ただし、注意点が2つ
- 配置するデスクに奥行きがないと、画面と近過ぎ見にくい
- マルチディスプレイなら追加ディスプレイも大きめな物を選ぶ必要がある
僕は最近デスクをスタンディングデスクに買い換えたんですが、以前より奥行きが狭くなったんです。
そうしたら、iMacと自分の位置が近くなって、以前より画面が近くなってしまいました。
こうなると、画面の端を見るのに顔を動かさないといけないので少々見づらいですね。購入前にデスクの奥行きを測ってみましょう。
そして、現在僕は23インチの液晶ディスプレイを追加し、デュアルディスプレイで使用しています。
マルチディスプレイ環境は作業効率作業効率を上げるのでお勧めです。
クリエイティブな仕事だったり、株や為替などでチャートを同時に見るには必須とも言えます。
しかし、27インチのiMacと23インチの液晶ディスプレイでは、画面サイズが結構違うので違和感が正直あります。
iMacが27インチなら、追加モニターも27インチ前後の高解像度モニターを選ぶことをお勧めします。
大画面モニター2個を使いこなせレバ効率大幅UPです。
デスクが狭いもしくは、マルチディスプレイ環境を揃える予定なら、iMacは21.5インチ

デスクが狭くて27インチを置くのが難しかったり、画面との距離を取れない場合は21.5インチモデルがお勧めです。
現在の職場ではiMac21.5インチを使っているんですが、正直この大きさでも十分だなぁと感じる時が多いです。
もちろん、家に帰って27インチで作業すると、広い!と思うんですけどね。
さらに、トリプルディスプレイ以上のマルチ環境を揃える際は、21.5インチをお勧めします。
画面が同サイズで、高解像度のモニターですとiMacと相性が良いと思います。
大きなディスプレイ2枚より、21~23インチくらいのディスプレイ複数個の方が、個人的には使いやすいと思っています。
大きなディスプレイでアプリを好みの位置に配置するより、複数ディスプレイで全画面表示した方が楽ですからね。
以上、iMacの選び方でした。
27インチは5k、21.5インチは4kとどちらも非常に高精細なディスプレイなので、感動することは間違い無いと思いますよ。
次はよりラインナップが複雑なMacBookを見ていきます。
外に持ち出すならMacBookで決まり

自宅のデスクで使うなら快適なiMacですが、どう考えても外に持ち出すことはできません。
なので、仕事場やカフェ、外泊先などで使いたい場合や、
家の中でもデスクだけではなく、リビングや寝室と持ち運んで使いたい場合はMacBook一択になります。
またどこにでも持っていけるので、僕の場合はMacBookの方に、より深い愛着を感じています。
動画編集・音楽制作・プログラミングなどプロユースならMacBook Proを推奨します

クリエイティブな作業や重たい処理、パワーが必要な作業を行う人はMacBook Proを選びましょう。
やはりキビキビ動くマシンでないと効率が悪いし、ストレスが溜まります。
MacBook Airを使っていた時は、少し重たい処理を行うともっさりしがちだったので、やる気も下がって手を出しにくかったです。
なので僕も今回、MacBook Pro15インチを購入しました。
動画編集などはまだ行っていませんが、統合開発環境でプログラミングを行ってもサクサクですよ。
Touch BarおよびTouch IDを使えるのはMacBook Proだけ

現状、Touch BarとTouch IDをMacで使いたいと思ったらMacBook Proしか選択肢がありません。
15インチモデルだけではなく、13インチモデルにもTouch Barモデルが追加されたので、少しでも価格を抑えたい方は13インチモデルを選びましょう。
安さで選ぶならMacBook Air、ネットサーフィンなら十分なスペック

MacBookは142,800円(税別)から
MacBook Proは198,800円(税別)から
ですが、MacBook Airは98,800円(税別)からと、
だいぶお安くなっています。

またバッテリーの持ちも最大12時間と、他のMacBookより2時間も多いことに注目。
MacBook Airは安さが利点ですが、下記の通り劣っているところがあります。
- 「Air」だけど、軽くはない
- ベゼルが目立つ
- メモリは8GBだけ
- Retinaディスプレイではない
Airという名称ですが、現在のラインナップの中では特に軽いわけでも薄いわけでもありません。
1.32kgと、MacBookの0.92kgよりかなりプラスの重量です。
見た目に関しては、MacBook Airのみ前面のベゼルが黒ではなくシルバーで段差もありますので少々かっこ悪いですね。ベゼル自体の幅も広めです。
スペックに関しては、メモリを16GBにカスタマイズできないので、やはりネットサーフィンやブログ更新等+αの使用用途になるかと思います。
そして、MacBook AirのみRetinaディスプレイではないので、見比べるとやはり粗が目立ちます。
けど、MacBook Airだけ使うなら慣れて気にならなくなるので、そんなに気にする必要はないかもしれません。
色々と劣る点が目立ちますが、約5万円以上の価格差は重要です。
性能にこだわらなければ、初めてのMacや入門機としては良い選択かもしれませんね。
軽さ・コンパクトさで持ち運びには最高なMacBook、カスタマイズ次第で高スペックにも?

MacBookは薄くて軽くてコンパクトで、見た目もとてもスマートです。
前面もきちんと黒いベゼルで、Retinaディスプレイ搭載です。
金額にこだわらない方であれば、CPUをCore i7、メモリを16GBにするなど、通称「特盛」状態にすれば、軽くて持ち運びに最適な高スペックマシンにすることも可能…!
そしてカラーラインナップが豊富で4色から選べるのも良いですね。
※ちなみに、MacBook Airはシルバーのみ
ただし、スペックは拡張できても、MacBookにはUSB-Cポートが一つしかありません。
MacBook Proには左右に2つずつ計4つありますが、MacBookには左に一つのUSB-Cポートのみです。
まぁ実際にUSB-Cポートを4つも使うことなんてそうそうないとは思いますが。。
とは言っても、一つのみだと少々不安はありますね。
あと、日常的に外部モニターへ接続するなら確かにたりません。
お気に入りのモニターを繋げられてコンパクトなMac mini

Mac miniは長らく新型が出ていなかったんですが、2018年10月末のAppleイベントでやっと一新されましたね!
89,800円(税抜)〜と他のMacと比べてお求めやすい価格となっています。
今ならば新型が出たばかりなので「買い時」と言えますね。
Mac miniはWindows環境にMacをプラスしたい方にマッチする
お安いMac miniですが、その代わりモニターや周辺機器は別途用意する必要があります。
逆にいうと、今Windowsをお使いで、モニターやキーボード、マウスが揃っている環境であれば、Mac miniを購入してMac環境を追加することができます!
Mac miniの利点にコンパクトで省スペースなこともありますね。
持ち運びは行うか疑問でありますが、省スペースで可愛らしい見た目はグッドですね!
- モニター(ディスプレイ)q
- モニターとMac miniを繋げるケーブル
- キーボード
- マウスやトラックパッド
が別途必要ですのでご注意ください。
また、シルバーだった前モデルから打って変わってスペースグレーになり高級感が増しています。
もちろん、同じくスペースグレーのMagic MouseやMagic Trackpad、Magic Keyboardを揃えることも可能ですが、もっと安くてお気に入りのマウスやキーボードと一緒に使えることももちろん可能です。
本格的に使うなら後からメモリ増設がオススメ

公式の購入ページを見てみると、最初に用意されたモデルはこの2種類となっています。
大きな違いは、CPUが Core i3 か Corei5か、
SSDが128GB か 256GB かの違いになります。
残念ながらどちらもメモリが8GBとなっており、プログラミングやイラスト、動画編集などには向きません。
+22,000円で16GBに増設することもできますが、Amazon等で安くorもっと大容量のメモリを購入しての増設もお勧めします。
画面(ディスプレイ)のサイズはどう選ぶ?

まず、画面サイズは大きいほど、作業はしやすいです。
ただし高価になります。
それと、大きいほど存在感が増して重くなり、携行性能が損なわれます。
これは好みによるところが大きいのですが、僕の体験からお話しますね。
僕は最初、MacBook Air 11インチを購入しました。
当時はお金も無かったし、入門機と割り切って一番安い11インチを選びました。
しかし、結果的に後悔しました。
画面が小さすぎて作業効率が悪すぎるのです。
ネットサーフィンするくらいなら良いのですが、それならばなぜMacを購入したのか分かりません…。
後にMacBook Air 13インチに買い換えて感動したのを憶えています。
今はもう11インチのMacBookはラインナップにありませんが、快適に作業したい方には、大きい方のサイズを選んでほしいと思います。
確かにバッグを選びますし、重たさはありますが、快適に使用してもそのMacだと思います。
密かに憧れていた27インチiMacを購入したときは、11インチから13インチに買い換えた時とは比べ物にならない大きさのディスプレイにとても感動しました。
iMacがなかったらiPhoneアプリの開発をやり遂げられなかったかも。
やっぱりiMac最高!と今だに思っています。
そして、次に購入したMacBook Proも大きい方の15インチを選びました。
届いて使ってみて、その選択は正解だったと思っています。
バックパックも買ったので、持ち運びも苦になりません。
ビジネスにもカジュアルにも使えるMacBook用オススメバッグ
MacBook Pro 15インチにオススメなバックパック。
↑Macを入れて背負っても、軽く感じる背負いやすさと見た目の良さが気に入っています。
↑13インチ以下のサイズならこちらの方が一回り小さくてお安いのでオススメです。
オススメのカスタマイズ構成は?
Macのシリーズ別にオススメの構成を独断でご紹介したいと思います。
iMac27インチならRetina 5Kディスプレイ 3.4GHzプロセッサ 1TBストレージ

3種類のうち、どれを選んでも5kディスプレイですのでご安心を。
- どれを選んでも第7世代のCore i5プロセッサ
- メモリは8GBで同じ。ただし、購入後自分で16GB以上に増設しましょう。
- ストレージは1TBのFusion Drive で十分
- 他は全て一緒!
以上のように、価格差は最安モデルと上位モデルで5万円もありますが、そこまで大きなスペックの違いはないです。
もちろん予算に余裕がある方は上位モデルを選ぶのも良いですが、それよりもストレージをFusion DriveからSSDに変更した方が体感スピードが上がりそうです。
デフォルトではメモリが8GBですが、心許ないので、最低16GBは欲しいところ。カスタマイズで増やすよりも、自分で増設した方が費用を抑えられるのでオススメです。
iMac27インチなら、比較的簡単に後から増設可能ですのでメモリを後から買って足しましょう!ちなみに僕は8 + 16 = 24GBに増設しています。
iMac21.5インチならRetina 4Kディスプレイ 3.4GHzプロセッサ 1TBストレージ

真ん中の中位モデルと、右の上位構成で悩みました。
- まず、一番左の下位構成は唯一Retinaディスプレイではありません
- しかも、GPUも独立型のRadeon Proではなく、統合型のIntelになっています
- 上位モデルのみFusion Drive
+22,000円でRetinaになると考えると、下位モデルは選びにくいです。
中位と上位は悩みましたが、今時HDD(ハードディスクドライブ)ってどうなの。ってことで唯一Fusion Drive採用な上位構成を選びました。
iMac21.5インチの弱点として、後からのメモリ増設ができないこと。
27インチモデルなら、後ろのカバーをパカっと開ければ好きなメモリを増設できるのですが、21.5インチモデルはそれができません。
なので8GBで我慢するか、Apple Storeでカスタマイズするしか無いんですよね。
iMac21.5インチの上位構成だと、+34,000円で27インチのオススメ構成を購入できてしまうので、そこも悩ましいところ。
あくまで設置場所やマルチディスプレイ環境で21.5インチが適している方へのオススメです。
MacBook Pro15インチモデルならTouch BarとTouch ID 2.2GHz 6コアプロセッサ 256GBストレージ

先月、僕が購入したモデルはこちらの左のものです。
- 二つの構成の価格差は44,000円
- 一番の違いはSSDストレージの容量
- あとはCore i7プロセッサのクロック数とGPUが555Xか560Xかの違いのみ
SSDは安くなったとはいえ、まだHDDに比べると高価です。
容量が倍になるとそりゃあ値段も増えますよね。
256GBで足りるなら左、512GB欲しいなら右側という選択肢になると思います。
僕の場合、iMacもありますし、いざとなったらデータは外付けHDDに退避するため256GBの方を選びました。
もちろん。44,000円の価格差が気にならなければ右側にしていますが…。
SSDの容量以外は、よっぽどのプロでなければ気にならない違いで、左側のスペックで十分かと思いますよ。
いやーそれにしてもApple Storeで買うと税別で258,800円…高いですね。
価格.comで最安値をチェックして買いましょう。
MacBook Pro13インチならTouch BarとTouch ID 2.3GHzクアッドコアプロセッサ 256GBストレージ

MacBook Pro13インチでは上位モデルのみが唯一2018年に更新されているものとなっています。
2018年モデルとそれ以前のものとの違いとしては、
- 第7世代から第8世代のCPUに変更
- Touch BarとTouch IDが搭載
- Thunderbolt 3ポートが2口から4口へ
Touch BarとTouch IDの搭載が一番大きな違いですね。
酷評が目立つTouch Barですが、僕個人としてはとても気に入っていて使いやすく面白いのでオススメですよ。
残念ながら、13インチモデルでは、すべてオンボードのGPUとなっています。
グラフィック関係の作業を行うなら、カスタマイズするか、15インチを選ぶことをお勧めします。
12インチMacBookなら、手頃な「1.2GHzプロセッサ 256GBストレージが」お勧め

「MacBook」は現MacBookシリーズの中で最薄、最小、最軽量モデルです。
スマートに持ち運びたいならMacBookですね。
ただし、用意された構成では性能が心許ないので、高スペックを求める場合は、鬼カスタマイズするかMacBook Proを洗濯した方が幸せになれるかと思います。
MacBookは12インチのみで、デフォルト構成は2種類から選べます。
2種類のうち、下位モデルの方をお勧めする理由としては…
- 性能を重視するならそもそもMacBook Proか特盛カスタマイズするべき
- 計画的に使えばストレージは256GB SSDでも十分
- Core i5ではなく Core m3プロセッサなのは残念だけど…
という理由です。
要するにMacBookをカスタマイズなしで購入する人にとっては、スペックより価格が重要だと考えました。
「いや、最薄・最小・最軽量なのが良いんであって性能を妥協したくない!」
という方にはMacBookカスタマイズをお勧めします。

- 第7世代の1.4GHz Intel Core i7
- 16GBメインメモリ
- 512GB SSDストレージ
と、最軽量を維持したまま、ある程度高スペックなマシンができあがります。
高スペックと至高の携行性能を両立したい人にはオススメです。
MacBook Airは新型発表につき編集中
編集中です。。
低価格が利点のMacBook Airですから、ここは割り切って128GBを選ぶのが良いのではないでしょうか。
大容量ファイルは外付けHDDが安く買える時代なので、そちらに保管しておくと良いです。
3TBで1万円を切る価格とはすごく安くなりましたね…
商品タイトルにMac・PS4・テレビ録画と書いてあるように、汎用性が高そうです。
こちらは1TBで7,000円未満。1TBでも足りる方がほとんどじゃないでしょうか。
ポータブルとついている通り、コンパクトボディで取り回しや持ち運びに優れているのが良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はiMacとすべてのMacBookシリーズについてオススメを紹介しました。
お金がふんだんにある方は、Apple Storeで特盛カスタマイズ構成にするのが良いと思いますが、
僕も含めて多くの人がそうではなく、よりコストパフォーマンスに優れた製品を選びたいと考えると思います。
この記事が、予算と性能の狭間で葛藤しやすいMac選びの一助となれば幸いです。
- 【快適作業】iMac 27インチの3.4GHzプロセッサ 1TBストレージ構成
- 【快適作業+持ち運び】MacBook Pro 15インチの2.2GHz 6コアプロセッサ 256GBストレージ構成
- 【薄さ・軽さなどの持ち運び重視】MacBookなら、1.2GHzプロセッサ 256GBストレージ構成
Macはリセール価格(中古)も高いので、ある程度使ってみてやっぱり買い換えたいと思ったときに高く売ることができるのもメリットです。
予算と相談しながら、自分に合ったMacを見つけていきましょう!
それでは、良きMacライフを!