2018年5月、「Java SE 8 Programmer I」を受験し合格することができました。
これで「オラクル認定Javaプログラマ Silver SE 8」を名乗ることができます。
今回は試験を決意し、一冊の問題集を購入してから12日間で合格した方法を公開します。
この記事のもくじ
はじめに
「Java」は人気のプログラミング言語で、様々なシステムやアプリケーションの開発に使われていますね。
認定資格「Java Silver」とは
オラクル社が提供している公式認定資格で、
正式名称は、「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 8」です。
日本語だと、「オラクル認定 Javaプログラマ Silver SE 8」になります。
オラクル認定 Javaプログラマには、Bronze, Silver, Goldの3段階があり、
中間に位置付けているSilverについて公式サイトでは、以下のように説明されています。
Javaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。
常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的としています。
Bronzeから受けなくて大丈夫か?
世界共通認定資格である Gold, Silverとは違い、Bronzeは日本限定の資格です。
「言語未経験者向けの入門資格」と位置付けており、
ITの国家資格でいう「ITパスポート」のような位置付けでしょうか。
何より、後述しますがJavaの認定試験は、同じITの国家資格試験と比べても高額なので
なるべく無駄な試験は避けたいと思いました。
「Silver」は他業種から転職してきた僕でも一発合格できたので、きっと大丈夫です!
自信があっても、いきなりGoldに挑戦することはできません…!
僕のJava経験
実は全くの未経験から、Java Silverの試験に12日間で合格した、ということではなく、
異業種からIT業界に転職した後に、その会社でプログラミングの基礎研修を受けています。
Javaに関する研修は1週間くらいでした。
そして、試験を受けるために問題集を購入したのは、初めての現場に入って3日目のこと。
テストまでの期間では、実務でJavaを書くことはありませんでしたけどね。
Javaの認定試験は受験料が高い…
Java Silver SE 8の認定を受けるためには、
「Java SE 8 Programmer I (1Z0-808-JPN)」という試験に合格する必要があります。
しかし、この試験は「28,728円(税込)」もします!
高いですよね(^_^;)
なのでせめて勉強に使う書籍は安く済ませたいところ…
でも「Silver」なら大丈夫です!
ズバリ!勉強に使った書籍は、この問題集一冊
多数の試験合格記事やAmazon等のレビューを吟味した結果、
こちらの、通称「黒本」と呼ばれる問題集が最強なことがわかりました!
徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集[1Z0-808]対応
こちらの問題集は、そっくりまたは全く同じ問題が実際の試験で出ることも多く、
「試験に特化」した問題集ですが、
なおかつ、解答欄の解説が分かりやすいのでこの一冊があればテキストは不要でした!
僕の勉強スケジュール
1〜3日目(平日1週目)
Amazonで上記の「徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集[1Z0-808]対応」をポチり、
平日の水曜日に届きました。
翌日からは、
- 毎朝毎夕の通勤電車の中
- 歩きながら(危ないですが)
- 昼休み中
に、問題集を読んで、「ひたすら解いて解説を読む」ことを繰り返しました。
Ryunosuke
4〜5日目(土曜日・日曜日)
土日は、1時間〜3時間ほどまとまった時間を作って進めました。
6〜10日目(平日2週目)
翌週の平日も同じように勉強し着々と進めました。
試験勉強も1週間を過ぎた水曜日あたりで、謎の自信が出てきます。
これ…試験楽勝じゃね??…と。
11日目(試験前日:土曜日)
試験前日の土曜日に、問題集の模擬試験①を行いました。
1回目の模擬試験の点数は、
なんと「43 / 77点」正答率55%!
Silverの試験は合格率65%なので全然足りていない点数です…。
試験はもう明日なのに…( ゚д゚)
不安を感じつつも、その日はもう眠かったので寝ました。
12日目(試験当日:日曜日)
会社に行く平日と同じくらいの時間に起き、
昨日の模擬試験で間違った問題の見直しから始めます。
何しろ34問も間違ったので時間がかかります。。
模擬試験2回目できるか??
出発しなければならない時間の1時間ほど前になり、
見直しが終わったので問題集の模擬試験②を解きます。
出発前ギリギリの時刻になり採点まで終了!
今度は「50 / 77点」まで上がりました。
しかし、正答率はそれでも64%
65%まで一問たりません。
しかし、見直しする時間はないので、問題集と採点した紙を一枚バッグに入れて出発!
行きの電車の中でひたすら間違った問題の見直しを行いました。
あと3問くらいのところで試験会場の「新宿駅」に到着。
5分ほど試験会場まで歩きました。
試験会場の雰囲気・したこと
僕が受験会場に選んだのは「新宿テストセンター」会場が広いのか、予約が取りやすかったです。
午前中に勉強して余裕を持って臨みたかったので、13:00に予約を取りました。
試験申し込み時に、「試験開始15分前には到着してください」と注意書きがあったので、
20分前には会場に到着。
会場には受験待ち人が10数人…
10数人の受験者が受付の部屋で待機や受付作業していました。
僕も早速受付で名前と試験名を言い、注意事項と案内を渡されます。
手渡された資料に試験名や署名を書き、また受付へ提出。
本人確認書類を提示しました。
運転免許証+マイナンバーカード、
運転免許証+パスポート
のように2点必要になりますので、持って行くのを忘れないようにきちんと準備しておきましょう!
↓詳しくはこちらのページで確認できます。
参考 本人確認書類について_2 :: ピアソンVUE本人確認書類について_2 :: ピアソンVUEここで写真を撮影します。
この写真は、合格した時に印刷できる「認定証」には入りませんが、
正答率や間違えた問題が確認できる「試験レポート」に載ります。
少しでも可愛くカッコ良く映りたい方は、整えておきましょう(゚∀゚)
ロッカーに荷物を預け入れて待機
本人確認書類の確認や写真撮影が終わったら、ロッカーの鍵を渡されます。
スマートフォンの電源は落とし、
ロッカーの中に本人確認書類以外の手荷物はしまって、
待機スペースにて待ちます。
不正防止のためにポケットの中やメガネのフレームの裏を確認した後、
ホワイトボードとペン2本を手渡されて、移動します。
PCデスクの前に着席…いよいよ試験が始まる!
僕は使いませんでしたが、消音用のヘッドフォンが用意されていましたよ。
試験はPCでマウスとキーボードを使って行います。
と言ってもSilverでは選択式の問題しか出題されないため、
キーボードはほとんど使いませんでしたが…
あとで見直したい問題には「チェックマーク」が付けられるので、
あとで見直したい不安な問題にはチェックを入れましょう。
スタッフがログインすると、試験の説明や注意点が表示され、
そのまま進むといよいよ試験がスタートします!
さぁ、制限時間は150分!
問題集より、難しく感じました
しっかりと勉強した方は問題集より簡単に感じた方もいるようですが、
僕にとっては問題集の問題より難しく感じました!
しかし、問題集と全く同じ問題も出てきましたので、そこは嬉しかったですね。
ありがとう…黒本…!
150分もあるし、模擬試験では30分以上余裕があったことから、
序盤はじっくりと考えて問題を解いていきました。
しかもほとんどの問題に見直し用チェックマークを入れて…
しかし、この慎重さが仇となります。
問題も残り半分に近づいてきた頃、思ったより時間の余裕がないことに気がつきました。
これじゃあ、まさかの全問解けないかもしれない!
と焦り始め、ペースを上げます。
問題集では見たことのないような問題も数題あり、
問題文が長い問題が出てきたりでさらに焦りました。。
正直、この時点では分からないし時間もないので、
適当な選択肢を選び、見直しチェックマークを入れて飛ばします。
約20分の時間を残し、解き終わる
終盤かなり飛ばしたので20分前に全問解き終えることができました。
しかし、かなり自信の無い解答もあり、それだけでも見直しをしたいところ。
適当に答えを選んでいた問題はメモしておいたので、その問題から解き直します。
全問一応時終えた余裕からか、改めてじっくり読むと分かる問題ばかりでした。
それらの問題を解き終えた後もまだ時間が残っていたので、
見直しチェックマークを付けた問題を見直していきます。
しかし、ここでも序盤の慎重さが仇になります。
序盤はほとんどの問題に「見直しチェックマーク」を付けてしまっていたのです。
不安だったとしてもこれはないでしょ(⌒-⌒; )
と2時間前の自分を責めてももうどうしようもありません…。
なので、数問しか見直しはできずに、無情にも試験は終了しました。
ちなみに、ホワイトボードのスペースは、
文字をなるべく小さく書くようにしていたので1/3ほどしか使いませんでした。
いちいち呼ぶのも面倒です。
また、ホワイトボードマーカーは2本渡されますが…
このマーカー、フタを開けたまま数分持っているだけでインクが出なくなります!
書いたらすぐにフタを閉めましょう!(面倒ですが…)
退室後、レポートを受け取る
試験が終わったら、一人で退出し、受付横でレポートを受け取ります。
レポートといっても、実際の合否や点数が書かれているわけではなく、
「30分後にレポートをメールで送信しますよー」と書かれているだけです。
レポートを受け取ったら、ロッカーの荷物を取り出して終了です!
スマホで試験結果を見る!
ベンダー資格の良いところは、
- 試験が年中、全国で開催されており、試験日と場所が自由に決められる
- 試験結果がすぐネットで見れる!
ことですね。
その代わり、人件費や会場費用で受験料が高額になってしまっているんだと思いますが…
僕もさっそく、帰りの電車内でスマホから試験結果を見ることにしました。
リンクは、試験終了後に送られてくるメールに載っています。
しかし、ここでも僕は一つ失敗していました。
合否を確認するのは「CertView」の初回認証が必要
「ピアソンVUE社アカウント」と「Oracleアカウント」は作っていたのですが、
認定試験の結果を確認するためのWEBサイト
「CertView」の初回認証手続きが必要だったのを忘れていたのです。
仕方がないので、その場で初回認証に挑戦したのですが、
正直わかりにくかったです(°_°)
なんとかこうにか、ことなきを得て電車内で初回認証を済ませることができましたが…
試験結果はすぐに見たいと思うので、
初回認証がまだの方は余裕をもって済ませておきましょう!
正解率は80%で合格!
CertViewで初回認証を済ませ、ログインします。
上部のメニューから「Japanese」を選択すると日本語になります。
メニューの「試験結果」→「認定試験の合否結果を確認」で、
以下のような試験結果レポートを見ることができます。
正直、試験中は時間に余裕ないし思ったより難しいしで、
自信がなくて「落ちてるかもなー」と思っていたので、
80%取れたのは嬉しかったです!
しかし、今回試験中に冷や汗をかいたので、
次回はもっとしっかり勉強してから試験に臨もうと思いました…。
ちなみに、認定証がダウンロードするできるまでには少し時間がかかりました。
その件については、こちらの記事をどうぞ!

次はやっぱりGoldを目指しましょう!
Silverに無事合格できたら、次は「Gold」合格を目指したいですね!
だって、Silverより、Goldの方が胸を誇って「Javaのプロです」って言えるじゃないですか…!
「Gold」は、さすがに短期かつ問題集一冊だけじゃ無理だと思っていますので、
オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Gold SE 8 (EXAMPRESS)
今回は、こちらの通称「紫本」を先んじて購入しました!
このテキストを読了した後に、
Silverでお世話になった問題集である「黒本」のGold版を購入予定です!
まとめ
- BronzeはとばしてSilverから受けるのがオススメ!
- 試験勉強用の本は「徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集」のみでOK!
- 見直しチェックマークは、多く付けすぎないように注意
- 次回半分は意外に大事!緊張で模擬試験より余裕ないかも?
- CertViewの初回認証はあらかじめ済ませておこう
Ryunosuke
徹底攻略 Java SE 8 Silver 問題集[1Z0-808]対応
わかりやすくまとめていただき、ありがとうございました。
早速私も黒本を買ってみることにします。
SEALさん、参考になったようでとても嬉しいです!
黒本オススメなのでぜひ!