未経験から目指すITエンジニア、中途採用で転職!①就職先の選び方

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あなたはスマートフォンやパソコンを使っていますか?

スマホのアプリやパソコンのソフトウェア、またあなたが普段見ているWebサイトのシステムもITエンジニアやプログラマーと呼ばれる職業の方が関わっています。

ソニー生命保険が行なった「中高生の2017年意識調査」によると、

男子中高生の将来なりたい職業1位に「ITエンジニア・プログラマー」が躍り出ています。

出典:http://www.sonylife.co.jp/company/news/29/nr_170425.html

今回は、そのIT業界の実態はどうなのか!?

中高生のためにも僕が実際に就職して探ってこようかと思います…!

補足
ここでいうITエンジニアは以下を総称しています。

  1. システムエンジニア(SE)
  2. プログラマー(PG)
  3. サーバーエンジニア
  4. ネットワークエンジニア

どんな人がIT業界へ挑戦するのか(自己紹介)

僕が実際に就職してみるわけですが、

僕は「完全な未経験」ではありません。

 

個人でiOSのアプリを作ってみたり、HTMLとCSSでWebサイトを作成したことがあります。

 

しかし、仕事は全く関係のない介護業界で、

業務でプログラマーっぽいことをしたのはエクセルの関数くらいです。

 

趣味で多少の開発の経験があってもこの業界では未経験扱いです。

 

実務未経験である僕が、未経験OKのIT企業に入ったらどうなるか?

新卒・中途問わず、これから未経験でIT業界へ就職・転職を考えている方の参考になればと思います。

未経験からITエンジニアを目指すにはどんな会社に入社する?

未経験者がSE・PGを目指すにはどうしたら良いでしょうか?

就職するにあたって、IT企業の業務形態には

  • 自社開発(自社で自分たちのシステムを開発する)
  • 受託開発(依頼を受けて、自社で開発をする)
  • 技術者派遣(依頼を受けて、技術者を相手先へ派遣する)

があります。

「未経験OK」で求人を探したところ、

「技術者派遣」の企業が大多数を占めていました。

 

数少ない自社開発の企業にも応募して見ましたが、僕の場合は残念ながら書類選考で落選となってしまいました。

 

未経験OKとしていながらも、即戦力を望んでいるのか、

もしくはしっかりと学校やスクールで学んだ経験のある若い人を募集しているのかもしれません。

 

「技術者派遣」にはメリット・デメリットありますが、

未経験者が中途採用で入社するには良い登竜門となるのではないでしょうか?

「技術者派遣」企業で経験を積み、自分に合うと思えば継続して働き、

やりたい事が固まったら、「業務経験者」として他社へ転職すれば良いですね。

企業の求人情報を見てみよう

ノーパソの上でうたた寝にゃんこ

「さぁ、働いてみよう!!就職だ!」

の前に、肝心のIT企業への応募・面接が必要ですね。

実際に使った求人情報サイト

僕の場合、ハローワークの紹介で1社応募した以外に

Wantedly(ウォンテッドリー)とリクナビNEXT(ネクスト)で数社応募しました。

ほのかに狙っていた「自社開発」では、未経験OKな求人は少なく、

応募しても書類選考で落選しました。

実際に面接を行なった5社はすべて技術者派遣(SES)をメインとする企業でした。

 

同じ技術者派遣という業務形態を取っている企業でも、

各企業によって労働条件や雰囲気が全く違ったのは、数社を受けてみて初めて分かったことでした。

重視した求人情報(雇用条件)

パソコンをじっと眺めるエンジニア猫

リクナビNEXT(ネクスト)等の求人サイトでは、募集要件や労働条件で求人を検索したり、

検索した求人の詳しい条件を見てから応募する事ができます。

以下、重要視して見ておいた方が良い項目を挙げていきます。

研修の有無とその期間

技術者派遣では、常駐先の企業に派遣されることになりますが、

例えいきなり現場に放り出されても先輩社員が同行していれば問題ないかもしれません。

 

しかし、技術者派遣では一人で派遣される可能性もありますし、まずは研修という形で少しでも知識を取り入れてから、実際の業務へ入りたいものです。

 

研修に力を入れているということはそれだけ社員の育成に力を入れており、派遣先にも責任を持って人材を派遣していると言えますよね。

そこで、多くの技術者派遣会社は入社後に一定の「研修」期間を設けている事が多いです。

研修の内容や期間は本当にさまざまで、

1日のみというところもあれば、長いところで3ヶ月間というところもありました。

 

研修がきっちりとしている方が安心できる企業の一つの目安と言えますね。

中には研修がなかったり、1日だけというところもありますので注視しておきましょう。

研修の内容も重要
ただし、研修といっても一般マナー研修などではほぼ意味がありません。目指すのはSE・PGですから、Java等のプログラミング言語やデータベースなど少しでも現場で使う専門的なことを学べる研修が必要です。

また、研修中の給与も要注目です。

良いところでは、研修中も同じ待遇での給与をもらえるところから、

厳しいところは研修中は無給(無雇用状態)としているところもります。

Ryunosuke

研修が無給なのは単純にキツイし、正直怪しい臭いがぷんぷんしますしね…

残業代の支給、みなし残業はあるか

IT企業に限らず、残業代問題は根が深いですが、

ここはきちんと見ておかないと痛い目を見ます。

残業代全額支給と明記している企業を選びましょう。

 

また、みなし残業があるところはお勧めできません。

給与が少し高いのかな?と思っても、実際にはみなし残業代が含まれており、残業しても給与が増えないといったこともあります。

みなし残業とは
例えば、「月給23万円(20時間のみなし残業代20,000円を含む)」

と書かれていたら、毎月20時間までは残業しても月給が増える事がありません。

実質の基本給は21万円になります。

Ryunosuke

ちなみに僕の前職はみなし残業が45時間分ありました(>_<)

しかも、45時間を超えて残業しても残業代が付きませんでした(違法)

企業側の思惑としては、基本給を高く(もしくは水準並に)見せて、その実残業代は指定された金額を越えるまで払わなくて良いという企業側の都合だと思っています。

「残業が全然無い月も支払われるのでおトクだ」と説明があるかもしれませんが、

みなし残業を導入しているような企業で、実際にそのような環境になるのはごく僅かでしょう。

 

みなし残業については、実際の契約になって見てから気づいても遅いので、

面接の時に聞いた方が良いですね。

資格の取得支援

システムエンジニア、プログラマー関連の資格は多数あります。

企業によっては「資格取得支援制度」をいう福利厚生が設けられており、

資格が取りやすかったり、資格を取れた場合に優遇されたりする制度があります。

  • 資格取得に関する書籍の購入代金の負担
  • 資格取得の受験料の負担
  • 試験合格時にお祝い金を支給
  • 該当資格を取得で毎月の給与に資格手当を加算

この中で一番嬉しいのは資格の所持によって毎月の給与が増えることですね。

5,000円の資格手当で、年間6万円、

20,000円の資格手当で、年間24万円ものプラスになります。

 

資格取得の受験料負担も嬉しいですね。

例えば、人気言語「Java」の認定資格「Oracle Java Silver SE 8」を取得するためには、

「26,600円(税抜)」を支払って「Java SE 8 Programmer I 試験」を受験しなければなりません。

これを会社が負担してくれるとなればとても助かります。

まとめ

今回は、「未経験者のIT業界潜入レポート」第一回として「企業の選定」についてまとめました。

次回は実際の企業面接、選んだ会社についてまとめていきます。

大事なポイントまとめ
  1. 未経験OKの求人は「技術者派遣」が多い
  2. なるべく多くの企業を見て、比べよう!
  3. 研修・残業代・資格取得支援は見比べておこう!

Ryunosuke

僕自身、就職活動は初めてでしたが、今回色々な企業を見て回る事ができて良かったです。ぜひあなたも転職のさいは1ヶ所目で即断するのではなく、数社を見比べることをお勧めします。

 

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